ふつうのじゆうちょう

日々思ったこと、思い出したことを自由に書いていきます。

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時の記念日に思う時間の大切さ

6月10日は時の記念日だ。1920年に東京天文台と文部省の外郭団体である財団法人生活改善同盟会によって制定された。日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられたものだ。

 

日本人は時間に厳しい。電車やバスはおおむね時刻表通りに動いているし、少しでも遅延しようものなら遅れの時間が電光掲示板に表示される。待ち合わせ場所に約束の時刻ちょうどに行った時、相手が先にいれば「待たせてごめん」という言葉が自然と出る。何も悪いことをしていないのに、貴重な時間を奪ってしまったことを申し訳なく思う。

 

約束の時刻には厳しいのに、時間の使い方に関してはどうだろう。昨年国会を賑わせていた『桜を見る会問題』。ニュース番組で連日取り上げられていた話題だが、果たして国会で議論するような話題だったのだろうか。現在は新型コロナウイルスという明らかな共通の敵が存在するため、国会一致団結のいい機会と言えよう。しかしコロナ対策の一つ、『Go To キャンペーン』に関する問題が浮上。どうなることやらとため息がもれる。

 

巣ごもり生活の中で新たな楽しみを見出した人は多いだろう。緊急事態宣言が明けて、2週間が経った。完全に元の生活に、とはいかないが職場や学校に行けるようになった。久しぶりの仕事や授業。疲れがたまり、何かをしようという気分にならないかもしれない。しかし、せっかく見つけた『楽しみ』を過去のものにしてしまうのはもったいない。以前のように、時間をたっぷりと使うことはできないが、スキマ時間にでも何か『楽しいこと』をやってストレス発散したいところだ。