ふつうのじゆうちょう

日々思ったこと、思い出したことを自由に書いていきます。

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息苦しい今だからこそ大切にしたい笑顔

緊急事態宣言が解除されてから2回目の週末を迎えようとしている。どこの地域も少しづつ元の生活に戻ろうと動き始めたが、北九州市新型コロナウイルス新規感染者が増加。そして東京都でも同様に新規感染者数が増え、ついに2日火曜日に第二波への警戒を呼び掛ける『東京アラート』が発動された。夜の繁華街での感染者数が多いことから、特に『夜の街』へのお出かけを控えるよう小池知事は呼び掛けている。

 

感染者ゼロが続く大阪府。しかし、緊急事態宣言が解除された5月25日。久しぶりの買い物や外食を楽しもうと、多くの人がショッピングセンターに訪れた。まるで3週間遅れでゴールデンウイークがやってきたのかと思うほどの混雑ぶりに、不安を覚えた。来館客のほとんどが家族、友人ら複数人のグループだ。マスク着用での来館を呼び掛けているため、マスクを着けていない人はいなかった。それでも飲食店の中では一時的に外さないと食事ができない。座席数を減らし、他のグループとの距離を開けるようにそれぞれの飲食店が努力をしているが、それでもこの混雑ぶりでは今後が心配になってしまう。

 

それと同時に、かつての日常が戻ってきたことへの喜びもあった。接客の仕事をしていると、自然と人の笑顔と触れ合う機会も多くなる。会計の際、防護フィルムを隔ててお客様とやり取りを行うが、浮かべられた笑顔、「ありがとう」の言葉によりマスク着用で息苦しさと暑さから一時的に開放されたような気分になる。

 

今は、緊急事態宣言解除直後に比べて客足は通常の平日程度に落ち着いている。1日も早くかつての日常を取り戻すために警戒は緩めず、けれど心が『息苦しい』と悲鳴を上げないよう、笑顔を大切に過ごしていきたいと改めて思った。