ふつうのじゆうちょう

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コーヒーが飲みたくなるだけじゃない『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』作者:岡崎 琢磨

コーヒー好きの主人公が訪れた喫茶店タレーラン』。そこで運命的な出会いを果たす。理想的なコーヒーの味と、年若い女バリスタの切間美星(きりまみほし)だ。美星には特技があった。聡明な頭脳を活かした推理。身の回りで起こる日常の謎を次々と解き明かしていく。

 

2012年『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉として刊行されたこの作品。次に何を読もうかと本棚を覗き込んだ時に見つけ、手に取った。ずっと前から自宅の本棚にあるのはわかっていたが、読んだことがなかった。

 

京都の雰囲気が存分に味わえ、さらに魅力的なキャラクターの掛け合い、ミステリー作品としての謎解き。それらがすべてこの一冊に詰まっている。最後、謎が一気に解き明かされる章では久々に『だまされた!』とひざを打った。いや、まさか、あの人が。最後の最後まで気づけなかった。『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』というタイトルも、最後まで読むとその意味がガラリと変わる。我が家の本棚には三巻まであったので、しばらくは楽しめそうだ。なお、2020年7月4日現在、シリーズは6巻まで刊行されている。

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